映画/ドキュメント/記録・映像詩

望郷の鉄輪

(1988<昭和63>年・鉄道ジャーナル社/40分)


(スタッフ)

構成/演出・竹島紀元

撮影・新保実本谷英一/音響・内倉巌/効果・阿部敏昭/ナレーター・小林恭治

協力・北海道旅客鉄道他


(内容)

 北海道鉄道文化協議会最大の功労者でもある監督の、文字通り「雪の行路」続編にあたる作品。全体として丁寧で柔らかい映像は、35ミリフィルムとC62機にこだわり続ける竹島監督の優しさと暖かさに共通する。

 C623機昭和鉄文協復活時代の当初から、62年3月31日吹雪の「奇跡の復活の夜」を中心に淡々と、しかしC623機にやはりこだわり続けた男達を活き活きと映し込み、「不可能を可能」とした瞬間の事実を後世に伝える秀作である。


(エピソード)

 やはりロクニは雪。そう思わせてしまうには「雪の行路」から続く映像美の魔力からなのでしょう。この作品でも竹島監督の純粋な情熱は、C622機を追う画面ににじみ出ています。


(上映及び販売)

 鉄道ジャーナル社よりビデオがセットで7000円(税込)にて発売されています。


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